配線加工

カスタマイズするにあたり、車両の配線を傷つけないようにするために、またノーマルに戻せるように割り込みケーブルを自作しています。
ケーブルを割り込ませるには、既存のコネクタからケーブル(端子)を抜く作業、圧着ペンチを用い端子の圧着作業、ハンダ付け作業などが必要となります。
簡単な方法としてはエレクトロタップがありますが、接触不良や断線などがあるのでお勧めはできません。

割り込みケーブルの作り方

工具

・圧着ペンチ
・ワイヤーストリッパー
・ヒートガン
・端子抜き具

準備

①該当コネクタの品番を調べ、電線の太さや端子の確認をする
②既存の電線と同じ太さの電線を用意する(長さは10㎝くらい)
③既存の端子と同じ規格の端子を用意する(オスとメス)

・電線(配線に適合する電線を10cmくらい)
・コネクタに合うオス端子とメス端子
・スプライス端子
・熱収縮チューブ

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スプライス端子

①電線の両端の被覆をワイヤーストリッパーで剥き、オス端子、メス端子とをそれぞれ圧着する

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②作成した電線の中央をワイヤーストリッパーで剥く(電線の被覆を割って左右に広げる感じ)

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③取り付ける器具の電電をワイヤーストリッパーで剥く

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④電線同士を合わせ、スプライス端子で圧着する

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⑤スプライス端子の部分に熱収縮チューブを被せヒートガンなどで収縮させる(端子が大きい場合は先に熱収縮チューブを挿入しておく)

ハンダ付け

①電線の両端の被覆をワイヤーストリッパーで剥き、オス端子、メス端子とをそれぞれ圧着する
②電線の中央をワイヤーストリッパーで剥く(電線の被覆を割って左右に広げる感じ)
③取り付ける器具の電線をワイヤーストリッパーで剥く
④剥いた電線を少し巻き付け、ハンダ付けする
⑤ハンダ付けした部分に熱収縮チューブを被せヒートガンなどで収縮させる(端子が大きい場合は先に熱収縮チューブを挿入しておく)

割り込みケーブルの使い方

実際に割り込みケーブルを利用するには

使い方

①車両の該当するコネクタを抜く

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②そのコネクタのリテーナーを持ち上げ解除し、該当するケーブル(端子)を”端子抜き具”を用いて抜く

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③抜いたメス端子を作成したオス端子に刺し、熱収縮チューブで処理をする
 (あらかじめ熱収縮チューブを挿入しておくのを忘れずに)

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④作成しておいた割り込みケーブルのメス端子を抜いたコネクタの抜いたピン番号へ刺し、リテナーを押し下げ戻す

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⑤コネクターを元に刺す

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コネクタから端子の抜き方

①コネクタのリテーナーを持ち上げ外す
②コネクタの端子抜き用の穴に端子抜き具を刺し、端子を抜く

※「リテーナー」とは、端子の”半挿入を検知するための部品”で、カプラやハウジングに端子やターミナルを挿入する際、きっちりと奧まで刺さっていない状態だと装着できないようになっている部品のこと。

コネクタの種類によって抜き方が違うので慣れが必要
刺し方は逆の順番で、端子を刺してリテーナーを掛ける

端子の圧着の仕方

①ワイヤーストリッパーで被覆を剥く
②圧着ペンチで端子をカシメる

端子の大きさや電線の太さによって圧着ペンチのカシメる位置が違うので注意
「配線コム」では適用電線サイズや圧着加工の目安が記載されています

純正コネクタ、端子の検索方法

①トヨタ・レクサスの純正コネクタには5桁の数字が記載されています
“12366”なら頭に”90980-“を付け、”90980-12366″が品番となります

リペアマニュアルが無くても、ネット検索である程度は判明できます
検索不可能の場合は端子を抜いて目視で行う場合もあります

コネクタ、端子の購入先

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